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協調運動障害

協調運動障害とは

協調運動障害

協調運動とは、手と足、目と手など別々に動く機能をまとめてひとつにして動かす運動のことを言い、縄跳びやスキップ、ボールを目で追いながら足で蹴るなどの運動は協調運動です。協調運動障害とは、このような運動をするのが困難であったり、できていたとしてもどこか不正確である状態のことを言います。

自閉症スペクトラム障害(ASD)、注意欠如・多動性障害(ADHD)、学習障害(LD)のお子さまは協調運動障害がある場合が多いことが知られています。

また、身体や知能にこれといった問題はないのに、日常生活に支障をきたすほどの協調運動が極端に苦手、あるいは不器用と言う場合は、協調運動障害の可能性があります。

その他乳幼児で、寝返りしない、お座りしない、立つのがゆっくり、歩くのがゆっくりというのも発達性強調運動障害の可能性があり、周囲の大人が見守っていて良い場合と、少し運動療法(リハビリ)を行ったほうが良い場合があります。

協調運動障害と考えられる主な症状

  • うまく字を書くことができない
  • 縄跳びが飛べない
  • ボール遊びができない
  • 箸をうまく使えない
  • メモなどを見ながらの書き写しができない
  • 字を書く際にいつも紙を破いてしまう
  • 平らな道でもよく転ぶ(幼児期)
  • 靴ひもが結べない など

治療について

協調運動障害と診断された場合は、小児科医師が運動指導を行うことになります。当クリニックではそれぞれのこどもにあったプログラムを作成し、訓練というよりは楽しい遊びや運動を通して脳に刺激を与え、色々な感覚を意識させ働かせることで、苦手な協調運動を克服できるようにします。

詳しくは作業療法、運動指導のページをご覧ください。

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